星が死ぬなんて小さいころ知らなかったわ。
それでその星の死骸からまた新しい星が生まれるなんてことも。
知らなかった。
だけどあたしより年をとってる人でも
それを知らない人は五万といるでしょうね。
だってこれは、知らなくたってどうってことないことなんだから。
星自身だってそんなこと知ったことじゃないって散っていくんだから。
「あたしは余計で無粋なものを身に付けたのかな」
「要らねぇものはすべて邪魔で余分だ。それ以外は必要なものだ」
「使わなくても?」
「使えるから必要だってわけじゃねぇ」
「じゃああたしは要らないものは何一つ持ってないわ」
「あっそ」
最たるものの悪魔は
どうでもよさそうに頷いた。
***
たまに知ることに対して疑問を覚えたりする。
知ってたって別に使えないし、人に教えるわけでもない。
蛭魔さんはシンプルに物事を考えてそうで そういうとこ大好きです。
(2005/02/22)